ネットと融合の新しい試みが新宿でスタート
O2Oなどネットからオフラインへ、マルチチャンネルでECサイトへ誘導などのようにネットとリアルの連動が言われるようになってもう10年くらい日が経ってしまってあまり大きな成果が出ていない今新たな試みが新宿でなされます。これまで店頭でバーコードを読むとECサイトに飛ぶもの、店頭に沢山の展示ボックスがあってそこからサイトに飛ぶもの、その形は様々でした。今回株式会社ケシオンが新宿ミロードで挑戦するのは展示スペース+アルファ型の挑戦。これまで展示スペースがあってそこを自由に顧客が来訪し、その展示スペースのQRから商品のWEBサイトに訪れるという仕組みはあったもののそれでは反響が取り切れません。
その点をクリアするために株式会社ケシオンのone×one(ワンバイワン)新宿ミロード店では展示棚を出店社に貸し付けるだけではなく、店頭にスタッフが常時在勤し接客を実施。同時にAIカメラで顧客動向や顧客情報を取得、店内でライブコマース実施、同時に自社でオンラインストアを運営しておりそこで決済が可能。それを考えると売上歩合の賃料設定も可能な取り組みなのかもしれません。同時にその方がデベロッパーとしてはただ区画を貸し付けるテナントよりも自ら売り主で売れた分だけ収益があがるテナントの方にやる気も魅力も感じます。注目したいのは店舗スタッフとAIカメラによる顧客情報の蓄積とフィードバックです。どの商品がどういう風に見られているのか?どの点に改善点がありそうなのか?これらが得られることは展示棚をただただ借りているだけということよりも大きく違います。
ものの販売・データの収集の両輪が揃う展示販売スペースとなるone×oneの今後の展開には注目していきたいです。以下、株式会社ケシオンのプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
・店舗名:one×one(ワンバイワン)新宿ミロード店
・オープン日:2021年10月8日(金)
・営業時間:11:00~21:00 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため短縮営業となっております
・所在地:新宿ミロード 1-2階 ※小田急線新宿駅南口改札横(東京都新宿区西新宿1丁目1番3号)
・URL:https://onexone.net/