ティップネスの革新的な取り組み:24時間ジムでの新たなサービス展開とブランド提携
個人的にトレーニングが趣味なので商業施設ニュースでもフィットネス・ジム関連のニュースをたまにとりあげています。もう30年くらい色々なジムに通ってきましたが最近は24時間ジムに通うことで落ち着いています。通っていて満足度が高かったのがゴールドジムです。スポーツジムにも色々な種類があります。最近流行りのマシンとウェイトとシャワーブースのみの24時間ジム。それにスタジオがついた一般のジム。それにプールがついた総合フィットネスジムというものが存在しています。総合フィットネスジムはコナミ・セントラル・ルネサンスなどがありますが、割とフリーウェイトのエリアが充実しているのがティップネスです。
ティップネスを運営する株式会社ティップネスは、1986年にサントリーの子会社として設立されました。初めてのフィットネスクラブは1987年に東京・渋谷区に開設されました。同時期に、丸紅の子会社であるレヴァンもフィットネスクラブ事業を開始しましたが、2001年にティップネスに吸収合併され、ブランドは2002年に「ティップネス」に一本化されました。サントリーと丸紅が出資し、サントリーの関連事業の一部となっていましたが、2014年に日本テレビグループに移行しました。
同社はその発展の過程で様々な進出と提携を行い、新しい施設やサービスを次々と開設しました。主な事業としては、「ティップネス」フィットネスクラブを中心に、都市部向けの「ティップ.クロス TOKYO」、子供向けスクール「ティップネス・キッズ」、24時間営業の「FASTGYM24」、フィットネスインストラクター支援ビジネス「FIT VIT」、企業向け健康・運動支援サービス「ティップネス eメソッド」などを展開しています。また、公共施設の受託運営事業も行っています。
今回のニュースはそのティップネスの24時間業態である「FASTGYM24」の付加価値創造についてのニュース。株式会社ティップネスが、サービスの向上と店舗活用の強化を目的とした新たな取り組みを始めます。関東および東海地区に展開されている24時間営業のトレーニングジム「FASTGYM24」では、企業との協力を通じた新たなサービス提供が予定されています。この取り組みの第一弾として、株式会社MTGとの提携が発表されました。
近年、健康志向の高まりと低い参入障壁が相まって、24時間営業の特化型トレーニング施設が急増しております。ティップネスは、30年以上の総合フィットネスクラブ運営の経験を活かし、目的別のユーザーサポートやメールサービスを提供することで、他社との差別化を図ってきました。さらなるサービス向上を目指して、OMO(オンラインとオフラインの融合)戦略を通じた新たな価値提供が行われることとなりました。
具体的には、人気美容ブランドReFaのウルトラファインバブル技術を採用したシャワーヘッドとヘアドライヤーが、9月から順次FASTGYM24の各店舗に設置される予定です。会員はこれらの商品を施設利用時に試用でき、購入の意向があればインターネットを通じてその場で購入することが可能となります。各店舗には、シャワーヘッドが女性用シャワーブースに、ヘアドライヤーが男女共用スペースにそれぞれ1台ずつ設置されます。
ティップネスは、この新しい取り組みにより、施設の利用がさらに快適となり、ユーザーの生活の質が向上する高品質な商品の体験機会を提供できると期待しています。ジムをスポーツの場所からマーケティングの場所として捉えた今回の動きが消費者の目にどう写り、どう反応されていくのかに注目です。以下、株式会社ティップネスのプレスリリースから画像を引用。