チョップドサラダ専門店「CHOPPED SALAD DAY」が赤坂溜池山王に新店オープン、都市型健康業態として進化の兆し
チョップドサラダを軸にヘルシーな食文化を提案してきた「CHOPPED SALAD DAY」が、2025年3月28日、節目となる国内10店舗目を東京・赤坂に開業する。運営するクージュー株式会社にとって本出店は、ビジネスと文化が交錯する都市中枢エリアでの展開強化を意味し、ブランド戦略における重要な転機と捉えられる。
新店舗となる「CHOPPED SALAD DAY 赤坂溜池山王店」は、東京メトロ銀座線「溜池山王駅」および「国会議事堂前駅」から徒歩1分という交通利便性の高い立地に位置している。平日昼間に人口が集中する赤坂・霞が関エリアでは、健康意識の高いワーカー層を中心に、クイックかつ質の高い食のニーズが年々増している。今回の出店は、そうしたマーケットの成熟を見据えた都市型飲食業態の進化として注目される。
新店舗では、ブランドとして最大規模となるイートインスペースを導入。店内にはゆとりある座席構成がなされ、テラス席も設けられている。ランチ需要のみならず、カフェタイムやテレワーク、打ち合わせ等の滞在型利用にも対応可能な設計となっており、従来の“テイクアウト前提”型とは一線を画した施設構成が特徴だ。都市部において飲食店舗が担う機能の多様化に対し、柔軟な空間設計で応える姿勢がうかがえる。
提供メニューは、従来通り旬の野菜や果物をその場でチョップし、スプーンで食べる「ボウル」やトルティーヤに包む「ブリート」など、食べやすさと栄養バランスを両立させたラインアップが基本となる。無添加ドレッシングは店舗で手作りされており、食材本来の味を引き立てる。さらに、コールドプレスジュースやスペシャルティコーヒーなど、サラダと相性の良いドリンク類も充実しており、単なる“野菜食”を超えた食体験を提供している点も見逃せない。
また、全店舗で対応しているオンラインオーダーシステムも、都心型業態において高い親和性を示している。LINE経由で注文・決済が完結し、指定時間にスムーズに受け取れる同サービスは、混雑回避や時間短縮といった効率性のニーズに応える。利用ごとにポイントが付与されるなど、リピーター向け施策も導入されており、サラダという商品特性に加え、サービス設計によるロイヤリティ構築にも力を入れている。
CHOPPED SALAD DAYの運営母体であるクージュー株式会社は、2019年の設立以来、都市生活者の食スタイルにフィットした健康志向ブランドを育成してきた。代表取締役の松田公太氏がかつてタリーズコーヒーの日本展開を手がけた実績を持つこともあり、都市型飲食業態の構築力には定評がある。今回の赤坂出店は、今後の多店舗展開におけるモデルケースとなる可能性が高く、立地選定から空間設計、商品開発、オペレーションに至るまでの総合的な店舗づくりが、商業施設関係者にとっても参考となるだろう。
働く人々の健康意識と利便性へのニーズを捉えた店舗として、「CHOPPED SALAD DAY 赤坂溜池山王店」は、都心の飲食環境に新たな価値を付加する存在となりそうだ。今後の同ブランドの展開にも引き続き注目が集まる。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
CHOPPED SALAD DAY 赤坂溜池山王店
営業時間:平日10:00~21:00(L.O.20:30)/土曜10:00~20:00(L.O.19:30)
定休日:日曜、祝日
TEL:03-5545-5050
住所:東京都港区赤坂二丁目4番6号 赤坂グリーンクロス 1階
アクセス:東京メトロ銀座線「溜池山王駅」徒歩1分/東京メトロ丸ノ内線「国会議事堂前駅」徒歩1分/東京メトロ千代田線「赤坂駅」徒歩7分
席数:44席(内、テラス席8席)