ゴールドジム、本川越クレアモールに「エクスプレス」業態 24時間ジムが広げた街なか需要に本格仕様で再接続
THINKフィットネスは2026年4月5日、埼玉県川越市のクレアモール内に「ゴールドジム エクスプレス本川越埼玉」をグランドオープンする。西武新宿線・本川越駅から徒歩5分の路面店で、旧来の本川越埼玉店の移転新規オープンにあたる。新店舗は「エクスプレス」業態として、土足利用可、45台超のマシン、ヒップ専用マシンの充実、週50本のスタジオレッスン、シャワーやタンニング設備を備え、営業時間は月〜土7時〜23時、日曜9時〜20時、祝日7時〜22時30分とした。月会費はレギュラーフルタイムで8,910円に設定されている。
今回の出店を商業施設ニュースとして見るうえで重要なのは、単なる移転でも、単なるフィットネス需要の取り込みでもない点だ。クレアモール周辺にはすでに24時間営業のエニタイムフィットネス川越クレアモール店があり、本川越駅徒歩6分、24時間年中無休、月額7,678円で営業している。つまりこの商圏では、「いつでも使える」「必要な設備だけを低めの月額で使う」という24時間ジムの利用スタイルが、すでに街なかの日常選択肢として成立している。
その中でゴールドジムが持ち込む「エクスプレス」業態は、24時間業態と真正面から営業時間競争をするものではない。むしろ、24時間ジムが下げた心理的ハードルの先にある需要、すなわち「通いやすさは欲しいが、設備の厚みや指導性、トレーニングの質は落としたくない」という層を取りにいく構えに近い。土足利用や商店街路面という入りやすさを確保しながら、無人・最小構成では出しにくいスタジオ、ヒップ特化、タンニングといった付加価値を組み合わせ、低価格帯とフルスペック大型店の間に新しい受け皿をつくろうとしている。これは24時間業態への単純な対抗ではなく、24時間業態が広げた市場に対する再編集と見たほうが実態に近い。
立地もこの業態転換と噛み合っている。本川越駅の2024年度1日平均乗降人員は4万9,020人で、西武鉄道の中でも上位の利用規模にある。そこから徒歩5分のクレアモールは、駅利用者だけでなく買物客や回遊客も取り込める導線を持つ。郊外ロードサイド型の大型ジムではなく、商店街の中にコンパクトに差し込むことで、仕事帰りや買物ついでに立ち寄れる日常動線へ乗せやすくなる。フィットネスを目的来店だけでなく、街なか滞在の一部に組み込む発想が見える。
ブランド側から見ても、この出店はゴールドジムが従来の“本格派・上級者向け”イメージだけでなく、よりコンパクトで身近な入口を持つ方向へ舵を切っていることを示す。公式でも「コンパクトながらも、より気軽により身近に」と打ち出しており、旧来型の重厚なトレーニング拠点をそのまま移すのではなく、立地と価格と設備のバランスを組み替えた。川越のように駅前商業と生活動線が重なるエリアでは、この“少し本格、でも入りやすい”中間帯が成立する余地は大きい。
今回のニュースの芯は、ゴールドジムが24時間ジムの土俵に降りたことではない。24時間業態が広げた街なかフィットネス需要を前提にしながら、その次の選択肢として、本格性を削らずに日常化した「エクスプレス」業態をクレアモールに差し込んだ点にある。商店街立地におけるフィットネスの役割は、もはや“長時間滞在する目的施設”だけではない。これからは、街の回遊に組み込まれながら、より高いトレーニング体験を提供できるかどうかが差別化の軸になっていきそうだ。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
ゴールドジムエクスプレス本川越
所在地 〒350-0043 埼玉県川越市新富町1-3-12電話 049-228-5757
営業時間 月~土 7:00~23:00、日 9:00~20:00、祝 7:00~22:30
第3月曜日休館
設備 ・ウエイトマシン
・フリーウエイト(パワーラック5台/スミスマシン2台/ベンチプレス3台/
インクラインベンチプレス1台ほか)
・ヒップマシンエリア(ブーティービルダー/スタンディングヒップスラスト/
スタンディングヒップアブダクター完備)
・カーディオマシン(トレッドミル・クロストレーナー・バイク他)
・スタジオ ・プロショップ ・プロテインサーバー、水素水サーバー完備
・シャワー、タンニング
月会費 レギュラーフルタイム8,910円 デイタイム7,700円 他
・現地入会受付中、見学随時、早期入会特典多数









