コールドストーンクリーマリー:興隆、衰退、そして可能性の再生
コールドストーンクリーマリーは、誰もが知る大人気アイスクリームチェーンの一つである。この体験型アイスクリームブランドは1988年にアメリカで生まれ、客が希望するアイスクリームとトッピング(ミックスイン)を注文後に、マイナス9度の石板上で混ぜ合わせ、一人ひとりのためのオリジナルアイスクリームを提供するという斬新なサービスで人々を魅了した。
ブランドの最大の特徴は、従業員(クルー)による温かい接客と、商品作成のパフォーマンスであり、リクエストに応じて歌を披露するサービスも提供している。
しかし、2012年4月時点で日本国内には北海道から福岡まで16都道府県に34店舗を展開していたコールドストーンクリーマリーだが、現在ではその数は大幅に減少している。その理由としては、スイーツ関連商品の流通の変化が挙げられる。コンビニエンスストアで新鮮で美味しいスイーツが手に入るようになり、これがアイスクリーム業界にも影響を与え、業績が悪化。さらに2020年初頭からのコロナの影響もあり、多くの店舗が閉店を余儀なくされ、現在では3店舗のみが運営されている。
しかし、新たな希望の光が見えてきた。コールドストーンクリーマリーが再び都心への出店を計画している。その名も「コールドストーンクリーマリー原宿店」。この新しい店舗では、従来のクリエーションアイスクリームに加え、持ち歩きやすいクレープなどの新商品を開発し、また「さつまいも」や「抹茶」を使用した原宿店限定メニューも発売する予定だ。
現代にマッチしたコンパクトな店舗として新たに出発するコールドストーンクリーマリーの再拡大は十分に期待できる。以下、店舗情報や画像は株式会社ホットランドのプレスリリースから引用。
■店舗概要
店舗名:コールド・ストーン・クリーマリー 原宿店
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-6-6 原宿TSビル1F
電話番号:03-6427-2889
営業時間:11:00-22:00