コーセーが新業態「Maison KOSÉハラカド」を東急プラザ原宿にオープン、体験型サービスを展開
株式会社コーセーのグループ会社、コーセープロビジョン株式会社は、8月30日に東急プラザ原宿「ハラカド」に新しい直営店「Maison KOSÉハラカド」をオープンする。この新店舗は、コーセーの多様なブランドを横断的に取り揃えた直営店「Maison KOSÉ」の新業態として、ビューティ体験を重視した店舗づくりを行う。
「Maison KOSÉハラカド」は、”今”という瞬間を楽しむビューティアトラクションをコンセプトに、オンラインとオフラインを融合させた快適な顧客体験の提供を目指す。店舗内には、ラッピングの過程を視覚的に楽しめる「GIFT FACTORY」や、化粧品テスターとドレッサーをセットで貸し出す「COSME BUVETTE」など、ユニークな体験型サービスを展開する。
また、オープンに先立ち、8月23日から様々なキャンペーンを実施する。SNSを通じたサンプルプレゼントキャンペーンや、館内の飲食フロア「HARAJUKU KITCHEN&TERRACE」とのコラボレーション企画など、美容と飲食という異なるジャンルを掛け合わせた取り組みも行う。
店舗設計においては、パートナーフレンドリーな空間づくりにも注力。グレーとダークブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気の中に、性別や年代を超えて同じ化粧品の使用を提案するスペース「Cosme w/U」を常設。さらに、バリアフリーデザインを採用し、すべての顧客が快適に過ごせる環境を整備している。
デジタル技術の活用も特徴の一つだ。モバイルでの予約・注文・決済システムを構築し、カウンセリングの事前予約や当日のウェイティング予約、商品のモバイルオーダーなどが可能。さらに、「EXPRESS COUNTER」や「COSME LOCKER」を設置し、接客やレジ対応を介さずに商品を受け取れるサービスも提供する。
「Maison KOSÉハラカド」は、コスメデコルテ、アディクション、ジルスチュアートなど、コーセーの主要ブランドを取り扱う。東急プラザ原宿「ハラカド」という立地を生かし、感度の高い若年層をメインターゲットとしながらも、幅広い顧客層に向けて新しいビューティ体験を提供する。
コーセーのこの新たな取り組みは、変化する消費者ニーズに対応し、リアル店舗の価値を再定義する試みとして注目される。体験型サービスとデジタル技術の融合、そして多様性を重視した空間づくりは、今後の化粧品販売の新たなモデルケースとなる可能性を秘めている。美容業界におけるイノベーションの一つとして、「Maison KOSÉハラカド」の展開が他社にも影響を与えることが予想される。株式会社コーセーのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
<Maison KOSÉハラカド>
所在地 :東京都渋谷区神宮前6-31-21 東急プラザ原宿「ハラカド」 地下1階
オープン日 :2024年8月30日(金)
営業時間 :11時~20時 休業日に関しては施設に準ずる
取り扱いブランド :コスメデコルテ、アディクション、ジルスチュアート(※2)、フローラノーティス(※2)プレディア(※2)、雪肌精(※2)、スティーブンノル プロフェッショナル
(※2)一部商品を取り扱い