コロナ以降を睨んだ観光地マーケティング
2019年から続くコロナ禍は2022になっても衰えることなく引き続いている。その中で最も影響を受けたのが観光ビジネス。倒産及び廃業した企業の多くが飲食店もしくは観光地の旅館・ホテル事業者だという。そもそも観光地に人が訪れなくなってしまっているので観光地の飲食店ビジネスも厳しい状況が続いている。
飲食店の開発担当の方々とお話をしても皆さん口を合わせたように観光地への出店は控えているとおっしゃる。元々土日に偏重した集客となってしまうために、月曜日から金曜日の売り上げがしっかり取れていなかったこともあり敬遠されているようでもある。観光地に出店するのであれば、できればロードサイドや都市立地に出店したいと言われる。
逆を返して言えば観光地への出店は今チャンスとも言える。コロナ以降、旅行需要が拡大することは間違いないであろう。(ただし条件としてはロシアのウクライナ侵攻の影響が国内供給に影響し需要を縮小させないのであれば)とは言えども今現在はまだまだ先が見えない状況で比較的低コストでの出店も場所によっては可能であろう。同時に今現在出店している企業も多くないので競合が少ない。これはチャンスであろう。
今回、小田原に株式会社K&Sが展開する話題のわらび餅ドリンク業態の甘味処鎌倉が出店する。小田原は箱根の入り口で関東近郊で珍しい城下町のある街。神奈川県西部の要所となる都市でもある。足元の商圏も広く、観光需要がなくてもそこそこの売り上げが取れる。コロナから復活する前から入り、コロナが終焉するまでの間日帰り旅行の場所として最適な小田原に出店するところ、なかなか鋭い出店なのではないでしょうか?今後の同社の展開に期待です。以下、株式会社K&Sのプレスリリースより店舗概要と画像を引用。
■店舗情報
3月12日(土) オープン
『甘味処 鎌倉 小田原城お堀端店』
〒250-0011
神奈川県小田原市栄町1丁目13−36
OPEN 10:00 / CLOSED 17:00
<お問い合わせ> TEL:0465-20-4475