コロナで進んだ非接触化と簡易オペレーション化
コロナで色々な影響を各会社が受けた。商業施設はもちろん出店している店舗も大きく影響を受け、店舗のオペレーションを変容せざるを得ない状況にもなっていった。非接触で従業員のオペレーションを簡易化していく。これはどの業界でも進んでいっています。100円ショップも雑貨店もセルフレジ。もちろんスーパーもコンビニもセルフレジ。セルフレジにしたことでレジ担当の従業員が居なくなり、オペレーションコストは低下。本来であればレジ担当を外し、その人員をカスタマーケアにまわして店舗内での接遇をアップを行えればいいのですが、なかなかそういう風に対応している企業は少ないのが現状。オペレーションコスト下がったイェーイみたいな感じの企業が多いように思えます。
ですが、ファーストフード業態ではセルフレジは抜群の効果を出している。もともと接遇が必要なく、注文を受けたものをつくればいいという業態であればセルフレジを導入することで顧客の満足度が下がるわけではない。むしろ、食事を出すまでの時間が短縮されて評価されているのではないかと思われる。ハンバーガーから牛丼まで各社セルフレジを導入し回転率が向上している。今回はロイヤルホールディングス株式会社の傘下のブランド、天丼専門店「天丼てんや」がこれまでのテストを経てお客さまの利便性向上、従業員の働きやすさ・動線を考慮した設計の次世代を見据えた新型店舗第1号店を「エキア北千住店」を2022年11月10日(木)にリニューアルオープン。
店内はカウンター席のみとして、ご注文はタブレットでお客様ご自身のタイミングで行っていただき、会計はセミセルフレジを導入。リニューアルのポイントは、以下。
・駅構内という立地に合わせ、店内はカウンター席のみの配置に変更。
・カウンター席の幅・奥行きを広くとることで、居住性を向上。
・動線を考慮した設計にすることで、従業員の働きやすさとともに、サービスを向上。
・オーダーは各席に設置したタブレットでお客様ご自身のタイミングでご注文いただくセルフオーダー。
・店内にセミセルフレジ2台を設置し、注文時、会計時に「お待たせしない」ストレスフリーなサービスを提供。
・厨房内にはキッチンディスプレイを設置し、提供時間を瞬時にわかるようにして、スピーディな提供を実現。
・店頭の食品サンプルやバナーなどの一部をデジタルサイネージへ移行。
・様々なコンテンツを発信し、より効果的でインパクトの高い情報発信を行う。
国内でのナショナルブランド化に向けたドミナント出店を推進していく上で、この新店は今後を占うリニューアルになるのではないでしょうか?今後の展開に注目です。以下、ロイヤルホールディングス株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗概要】
店 名:天丼てんや エキア北千住店
所在地 :東京都足立区千住旭町42−1 東武北千住駅2階コンコース
電 話:03-5284-1705
店舗面積:80.33㎡(24.30坪)
席 数:22席
営業時間:7:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 :無休