コトモノマルシェ、鳥取県初出店 シャミネ鳥取に地域クリエイターと連携したハンドメイド市場を創出
全国にハンドメイド商品のセレクトショップを展開するコトモノマルシェが、鳥取県初出店となる「コトモノマルシェ シャミネ鳥取店」を2025年5月2日に開業した。同店は、JR山陰本線・因美線のターミナルであるJR鳥取駅に直結するショッピングセンター「シャミネ鳥取」の1階に位置し、国内で29店舗目となる。
コトモノマルシェは、全国から厳選したクリエイターによるハンドメイドアクセサリーを中心とした商品を取り揃え、日本各地で成長を続けている。今回のシャミネ鳥取店では46名のクリエイターが参加し、多彩な商品ラインアップを実現。デイリーユースからオフィススタイルまで幅広いニーズに応え、さらにネイルチップなどアクセサリー以外のハンドメイド商品も展開する。
国内のハンドメイド市場は、近年大きな拡大を遂げている。背景には、個性やストーリー性を重視する消費者の価値観の変化がある。特に大量生産品に代わる一点物や持続可能性を意識した製品が求められ、ハンドメイド商品の人気が高まっている。この潮流を支えているのが、minneやCreema、そしてメルカリなどのデジタルプラットフォームだ。これらのサービスにより、個人クリエイターでも全国規模での販売が可能となり、ハンドメイド市場全体が活性化している。
さらに、コトモノマルシェは業界で初めてハンドメイド商品に保証制度を導入。消費者の購入後の不安を軽減し、商品の品質と信頼性を確保している。この取り組みは、クリエイターと顧客双方にとって大きな安心材料となっており、リピーター獲得にも貢献している。
シャミネ鳥取は、地域の主要な商業施設として観光客や地元住民からの支持を集めており、今回の出店により施設内のテナント構成に新たな魅力が加わった。これにより、地域文化と連携したクリエイティブな市場形成が進むとともに、駅直結という高い回遊性を生かした新たな顧客層の獲得が期待される。
鳥取市の商圏は人口減少の影響を受けつつも、地元住民の支持と観光による一定の集客力を保持している。このような環境下で、独自性とクリエイター支援を兼ね備えたコトモノマルシェの出店は、地域商業の活性化と差別化戦略において重要な役割を果たすだろう。
今後もコトモノマルシェの動向とともに、地方都市におけるハンドメイド市場の展開が注目される。以下、株式会社storytellerのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗情報】
コトモノマルシェ シャミネ鳥取店
営業時間:10:00~20:00
住所:〒680-0835 鳥取県鳥取市東品治町111-1 1階