コトパクシが名古屋パルコに東海初出店 下北沢から始まった日本展開5年、都市カルチャー拠点を軸に全国網へ
アメリカ発のアウトドアブランド「Cotopaxi(コトパクシ)」が2026年4月23日、名古屋パルコ東館1階に東海エリア初となる直営店をオープンする。日本の独占輸入販売権を持つアルコ株式会社(大阪)が運営する。
コトパクシは2014年、創業者のデイビス・スミス氏が南米・エクアドルで目の当たりにした貧困問題を出発点に設立されたブランドだ。購入が貧困地域への支援につながるビジネスモデル、デッドストック素材を100%使用した「Del Día(デル・ディア)」コレクション、B Corp認証取得という三つの軸が特徴で、サステナブルアウトドアブランドとして米国で急成長している。Del DíaコレクションはSC由来の残材を一点一点異なる配色で仕上げるため、同じ商品が二つと存在しない。実店舗でしか選べないというリテール体験がブランドの強みそのものに直結する構造だ。
日本市場への本格上陸は2021年だが、直営店の出店は慎重かつ計画的に進めてきた。2023年1月の東京・下北沢reload(1号店)を皮切りに、同年10月に京都高島屋T8(2号店)、2025年2月に大阪・グランフロント(3号店)、同年4月に福岡・天神(4号店)、同年9月に東京・ニュウマン高輪(5号店)と展開し、今回の名古屋が6店舗目にあたる。出店先を見ると、コミュニティ型商業施設のreload、現代アート・カルチャーゾーンの京都T8、うめきた再開発の核であるグランフロント、JR東日本の都市開発施設であるニュウマン高輪と、いずれも単なる集客力だけでなく施設のカルチャー的文脈が明確な場所を選んでいる。名古屋パルコもその系譜上にある。今回のリニューアルで15の新店が誕生する東館1階という位置取りも、施設の顔となるゾーンへの出店として一貫した選択だ。
「サステナブルだから買う消費者は少ない。カラフルなバッグに引かれて入店し、スタッフが企業理念を話すことで後押しする」——アルコの降幡社長が語るこの販売論は、なぜデル・ディアコレクションという一点モノの実店舗体験が不可欠かを端的に示している。ECで完結しないブランド体験を軸に直営店を選別展開するという戦略が、カルチャー文脈のある施設への出店と一体で機能している。
2025年までに主要5都市圏に足場を置いた今、名古屋という東海圏最大マーケットへの進出は全国網の実質的な完成に向けた一歩だ。今後は札幌・横浜・仙台などへの展開も視野に入るとみられ、年1〜2店舗ペースの慎重な拡張が続く見通しだ。以下、アルコ株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗詳細
Cotopaxi NAGOYA
愛知県名古屋市中区栄3-29-1
名古屋PARCO 東館1階
営業時間 10:00~20:00





