クレーンゲームの新店開店
クレーンゲームはどこの商業施設に行っても人気ですよね。ファミリーから友達同士そしておひとり様まで幅広い顧客層から人気なのがクレーンゲーム。クレーンゲームを設置してあるゲームセンターというのは風俗営業法の制限を受ける業態で、開業するまでには公安委員会の許可を得る必要性があります。そこを掻い潜れるのが商業施設での出店。独立した単独店舗ではなく、施設の中で3方向が開口していて他の業種と一体化している場合はこの制限を受けません。ですので最近はクレーンゲーム&カプセルトイの組み合わせの店舗が増えている背景にはこういった法律があります。
実は風俗営業法だけではなく、その他の規制も受ける業態がクレーンゲーム業態。遊技の結果に応じて賞品を提供していけないというガイドラインが存在しており警察庁が公表している解釈運用基準の中に以下のように言及されています。
遊技の結果が物品により表示される遊技の用に供するクレーン式遊技機等の遊技設備により客に遊技をさせる営業を営む者は、その営業に関し、クレーンで釣り上げるなどした物品で小売価格がおおむね1,000円以下のものを提供する場合については法第23条第2項に規定する「遊技の結果に応じて賞品を提供」することには当たらないものとして取り扱うこととする。
この金額部分ですが年々徐々にあがっていっており、令和4年3月1日に長い間800円までとされていたものが1,000円にひきあがりました。これで何が起こるというとクレーンゲームの景品の高額化です。1,000円かどうかが焦点になるのですが、一般販売されているものであれば1000円で取引されているものになります。しかし、景品専用の場合は1個あたりの価格が概ね1,000円であればOKということになります。販売していないものなのでこれ売っていたら1000円ですからと言われればそれまでのようなザルとしか言いようがない法律でもあります。ここを狙ってクレーンゲーム専用商品をじゃんじゃんメーカーは投入していきます。クレーンゲーム専用品は実は海外で販売されていないものが多く、海外のネット通販で高値で販売されたりもするのでそういったビジネスを狙った人たちも群がりますし、メルカリで転売しようとする人たちも群がります。そうなると競争が激化するので射幸性をより一層煽ることにもなっていきます。
限りなくグレーなんだけど、多くの人達が楽しんでおこなっているのがクレーンゲーム。そのクレーンゲームの新しいお店がオープンします。イオングループの株式会社イオンファンタジーのクレーンゲーム専門店PRIZE SPOT PALO 三川店。上場企業の関連会社で海外展開もしている業界大手の同社が手掛ける店舗ですのでグレーではなくホワイトな営業を行って、山形のお客様が楽しくてついつい通ってしまう店舗になっていただければと思います。以下、株式会社イオンファンタジーのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
所在地:山形県東田川郡三川町大字猪子字和田庫128-1 イオンモール三川 2階
(PRIZE SPOT PALO 三川店 敷地面積約28坪)