オーストラリア商業探索シリーズ:死ぬまでに訪れたい世界の図書館15選」の1つ美しすぎる図書館へ…!
本シリーズはオーストラリア特派員のChihiroがメルボルンを中心として日本では見かけない様々な店舗や商業施設を消費者目線で視察したレポートシリーズとなります。
メルボルン・セントラル駅すぐ。メルボルンの中心地であるCBD内オーストラリア最古であり最大級の公共無料図書館『State Library of Victoria(ビクトリア州立図書館)』
に行ってきました!
1856 年開館、歴史を感じる正面玄関は存在感を放ちます。博物館も併設されているそうで計算された外観は入り口から既に美しい~。1階〜6階まであるようですが私のお目当ては3階〜6階『The・Dome(ザ・ドーム)』。
5階からの撮影がベストかな?
真面目に勉強やお仕事をしている人もいれば観光として訪れる人もたくさん居るようでしたが、みんなちゃんと静かです。
各スペースには電源とライトが設置され、Wi-fiも完備(早かった!)、
そして計算された美しい建築様式の中で作業…贅沢な時間です。
これまで3回ほど作業しに訪れましたが、席に困ることは無かったですし、中にカフェエリアもあるのでコーヒーを買って作業後の前庭での休憩はもう…最高。
厳かで神秘的な雰囲気で息を飲むような空間はどことなくひんやりとしていて、シティ観光で歩き疲れた際のひと休みにも最適なのではないでしょうか!
良いところ見つけられて嬉しかったです。
■詳細
【営業時間】月~木:朝10時~午後21時まで
金~日:朝10時~午後18時まで
【所在地】328 Swanston Street, Melbourne
【行き方】「Flinders Street railway station」からは歩いて約14分。
無料のトラムを利用すればすぐです。
【電話番号】03-8664-7000
オーストラリア特派員 Chihiro
Chihiro は埼玉県出身。エンターテイメント業界で長年の経歴を有す。現在はワーキングホリデーVISAを利用し、オーストラリアの文化とビジネスの融合都市、メルボルンに滞在中。
編集長からのコメント
今回特派員のchihiroさんが訪問したのは図書館。フォトジェニックで著名なこの図書館はオーストラリア、メルボルンで数多くの建築を残した建築家ジョセフ・リード(1823?-1890)による建築。ジョセフ・リードは、イギリス出身の建築家で、1853年にメルボルンに移住しました。彼は公共図書館だけでなくコリンズ通りのニューサウスウェールズ銀行など、数多くの重要な建物の設計を手掛けました。その後、様々なスタイルの建築を行い、特にウィルソンホールや市内の教会などは高く評価されています。
今回のレポートで着目したいのが「賑わう」という機能。人が集まり、そこで時間を過ごすという点でこの図書館は成功している施設であり、商業施設でも見習いたい点が多いのではないかと思います。特に共有スペースとなる読書エリアの机の配置とトップライトからの光の取り込み方法などは必見。どこの国でも温故知新で古く愛されるものは、何時の時代でも、どんな場所でも活かせる知恵が詰まっているのではないでしょうか?