オフプライスストア「LOCUST」栃木県初進出、おやまゆうえんハーヴェストウォークに新店舗オープン
オフプライスストア「LOCUST(ローカスト)」が、2025年2月28日に栃木県小山市のおやまゆうえんハーヴェストウォークに新店舗をオープンすることが発表された。LOCUSTは、ブランドやメーカーの余剰在庫を仕入れ、最大90%オフの価格で販売する業態を採用しており、全国での店舗展開を加速している。
LOCUSTは、アメリカで広く普及するオフプライスストアを日本向けにローカライズした形で展開しており、常にセール価格で多様な商品を提供する点が特徴だ。運営は、3COINSやCIAOPANICを手がけるパルグループホールディングスと、総合商社の双日株式会社が共同で行っており、ブランド品の余剰在庫を効率的に市場へ供給する役割を果たしている。
成長を続けるLOCUST、全国での出店を加速
LOCUSTの1号店は、2021年10月に千葉県松戸市の「キテミテマツド」に開業。その後、東京都や神奈川県、大阪、愛知など全国主要都市へ展開を進め、2023年には全国で10店舗以上を構える規模に成長した。2024年も新規出店を進める中、今回の栃木県初出店は、北関東エリアにおける拡大戦略の一環とみられる。
特に、LOCUSTはイオンモールなどの大型商業施設を中心に出店を進めており、集客力の高い立地を活かして事業を拡大している。2025年もこの流れを継続し、ショッピングモールを中心にさらなる展開が予想される。
新店舗「LOCUST おやまゆうえんハーヴェストウォーク店」の特徴
新店舗は、広さ約90坪のワンフロア構成となっており、レディース・メンズアパレルを中心に、服飾雑貨や生活雑貨など幅広い商品を取り扱う。LOCUSTの特性である「一期一会」のショッピング体験を提供し、在庫が流動的であるため、訪れるたびに新しい商品との出会いが期待できる。
また、取り扱う商品は、メーカーが大量生産したものの販売計画の変更などで余剰となった在庫や、リニューアルに伴い廃盤となった商品など。これらをバイヤーが選定し、最大90%オフの価格で販売する。高価格帯ブランドからカジュアルブランドまで、幅広い選択肢を揃えることで、消費者にとって魅力的なショッピング環境を提供する。
オフプライス業態の市場拡大とLOCUSTの未来
日本市場では近年、オフプライス業態が注目を集めており、競合として「SHEL’TTER PASS」や「&Bridge」などの新興ブランドも台頭している。EC販売の拡大も進められており、店舗とオンラインの両面で消費者の需要に応える動きが加速している。
また、LOCUSTは単なるディスカウントストアではなく、サステナブルなビジネスモデルとしても注目されている。衣料品の大量廃棄問題が世界的な課題となる中、過剰在庫の削減を通じて環境負荷の低減に貢献するという側面も持つ。今後も、持続可能な流通システムの確立を目指しながら、さらなる店舗拡大が期待される。
栃木県初出店となる「LOCUST おやまゆうえんハーヴェストウォーク店」の開業により、北関東エリアでのブランド認知向上と、さらなる市場拡大が見込まれる。今後の展開にも注目が集まる。以下、株式会社パルグループホールディングスのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
- 『LOCUST おやまゆうえんハーヴェストウォーク』概要
□オープン日:2025年2月28日(金)
□住所:
栃木県小山市喜沢1475おやまゆうえん
ハーヴェストパーク パークタウンエリア
□営業時間:10:00~21:00
□売場坪数:約90坪
□取扱商品:レディース・メンズアパレル、服飾雑貨、生活雑貨