インバウンド戦略の転換
出入国在留管理庁によると令和2年6月末現在における中長期在留者数は総数で257万6,622人、特別永住者数は30万9,282人で,これらを合わせた在留外国人数は288万5,904人となり,前年末(293万3,137人)に比べ,4万7,233人(1.6%)減少したとのこと。内訳は中国が最も多く786,830人、ついで韓国 435,459人、第三位はベトナム 420,415人となっている。意外と少ないのが台湾で59,934人、最下位はタのイ53,344人となっている。コロナ禍で減少している中でまだ288万人もこの島国に海外から来訪していることを考えるとその数は少なくはありません。
それらの国々には豊かな文化、食文化がありそれぞれのコミュニティが存在しています。例えばですが、私の住んでいる横浜市鶴見には在日中国人専門、在日ベトナム人専門、在日ネパール人専門のスーパーが存在していますが、なかなか店舗に入りにくい雰囲気でもあり入ったら入ったでなんで日本人が?という気まずい雰囲気になってしまいます。隣に住んでいる可能性がある国の方の食文化を知ることは大切だとは思うのですが・・・。
そんな各国の食文化をまとめる新業態となる「亜州太陽市場」(あしゅうたいよういちば)をラオックス株式会社が東京吉祥寺にオープンするとのこと。コンセプトとしては、中国・台湾・韓国・ベトナム・タイを中心とするアジア地域の本場、本物の味を日本の食卓にお届けするとのこと。無論、実際に各国の方も来訪する可能性もあり人気の店舗になっていくのではないでしょうか?これまでインバウンドに力を入れてきた同社が、在日外国人向けのサービスを開始するというアプローチはおもしろい取り組みとなるのではないでしょうか?以下、ラオックス株式会社のプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
【店舗概要】
店舗名:亜州太陽市場 (あしゅうたいよういちば)吉祥寺店
所在地:180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目2−7
オープン日:2021年11月25日(木)
営業時間:11時~19時半
アクセス:JR中央線、京王井の頭線 吉祥寺駅 徒歩約3分
売り場面積:約134㎡
オンラインストア:https://www.laox-online.jp/info/sunshinemarket/ 〈※11月25日オープン〉