インバウンド向けサービスの先にあるもの。
インバウンドを早くから手がけてきた株式会社ドンキホーテホールディングスですが、2020年の先を見据えての戦略を示し始めています。そもそも、インバウンドに力を入れていくことで訪日観光客の認知度があがり、来訪元の国への出店もしやすくなるというメリットがあります。まさにそこを踏まえての展開になっていると思われます。
2020年のオリンピックイヤーを超えたところにある日本の人口減少の顕在化はどのデベロッパーおよび小売業者にとっても免れることはできません。これを超えるためには1.海外に出向いて商いをおこなう。2.日本から商品サービスを配送する。3.海外からの移民をこれまで以上に受け入れる。の3択になります。現実問題として1もしくは2しかないのですが、2の配送は配送コストが想定以上に高くつくために、1が現実的になります。
今後は今まで以上に日本の小売やデベロッパーが海外進出していくことが想定されます。想定もしていなかった企業が海外展開をはじめることになるかもしれません。以下、株式会社ドンキホーテホールディングスのプレスリリースより抜粋。
ドン・キホーテ新業態「タイ1号店」出店決定!
~タイでの商業施設開発に関するお知らせ~ドン・キホーテグループの海外事業持株会社Pan Pacific International Holdings Pte. Ltd.(本社:シンガポール)、タイ国内最大手塗料メーカーグループのTOA Venture Holding Co., Ltd.(本社:タイ)、高品質な駐車場サービスを提供する日本駐車場開発株式会社(本社:大阪府大阪市)のタイ法人Nippon Parking Development (Thailand) Co., Ltd. (本社:タイ)の3社は、合弁会社を設立し、タイバンコクのトンロー・エカマイエリアにおける商業施設開発を開始しましたのでお知らせします。
ドン・キホーテは、多様な品揃えや深夜営業といった店舗コンセプトはもとより、お買い物体験が「コト消費」を具現化するスポットとして訪日客から厚い支持をいただいており、その中でもタイからのお客さまは近年存在感を高めています。
TOAグループの旧社屋跡地を再開発するこの度の出店予定地は、経済発展の見込まれるバンコクの中でも、日本人駐在員の居住地に隣接し、感度の高いビジネスマン、若者が集まる非常に高いポテンシャルを持ったエリアです。
当該商業施設は、2017年12月に開店予定のシンガポールに次ぐ、東南アジアにおける2ヵ国目の出店となるドン・キホーテグループ新業態「DON DON DONKI(ドンドンドンキ)」を中核テナントとして、3社のグループが持つ商業施設開発及び運営、商業施設付帯大型駐車場開発のノウハウやタイにおける知見を集結し、日本クオリティの商品やサービスにこだわったオンリーワンの商業施設を創造します。
開店日や施設及び店舗、テナントの詳細につきましては、改めてご案内申し上げます。