イオンモール名古屋茶屋に「山賊のすみか」初登場 フードコートで“豪快・非日常・ボリューム”を体験する新業態
株式会社クリエイト・レストランツは、イオンモール名古屋茶屋3階フードコートに新業態「鶏料理 山賊のすみか」を9月11日に開業する。350℃以上の高火力で鶏肉を豪快に焼き上げ、非日常感とボリューム感を兼ね備えた“山賊体験”をフードコートに持ち込む挑戦となる。
「山賊のすみか」は、客の目の前で煙と匂いを伴いながら鶏を焼き上げる実演型のスタイルを採用。皮目は香ばしく、中はジューシーに仕上げる調理法で、視覚・嗅覚・聴覚を刺激する。これは山口県の人気観光地レストラン「いろり山賊」や、信州松本名物の「山賊焼き」が象徴する“豪快さと非日常”を都市型商業施設に応用したものといえる。
看板メニューは「手羽付き匠の大山鶏の豪快焼き定食」。鳥取県産の大山鶏を使用し、秘伝のたれと肉汁が絡み合う一品に仕立てた。さらに、茶漬けスタイルで楽しめる「ささみ串と山賊ぶっかけ茶漬け」や、「山賊焼き親子丼」「鶏ももの山賊揚げ定食」など、多彩なラインナップを揃える。巨大な山賊おにぎり(約300g)や手羽先などのサイドメニューも用意され、持ち帰りにも対応する。
フードコートの飲食業態は、近年「唐揚げ専門店」「ラーメン」「ハンバーグ」など定番メニューが中心となっているが、視覚的なインパクトや調理体験を前面に出すブランドは限られてきた。「山賊のすみか」は“豪快・非日常・ボリューム”をキーワードに、従来型フードコートとの差別化を意識した店舗づくりといえる。
名古屋市港区のイオンモール名古屋茶屋は、2014年開業の広域集客型モールで、週末には三重県北部からも来館がある。ファミリー層の利用が多く、食事の場にもボリュームと体験価値を求める傾向が強い。手羽先文化を背景に鶏料理への親和性が高い土地柄であり、山賊コンセプトとの相性も良好だ。
クリエイト・レストランツは、全国で300ブランド以上を展開する大手外食企業で、商業施設内に多様な業態を導入してきた。今回の「山賊のすみか」は、グループが強みとする和食・肉系の領域をベースにしながら、より体験性を重視した新ブランドとなる。今後、他の大型商業施設への横展開が期待される。
フードコートにおける飲食ブランドは、利便性と低価格に加え、いかに「わざわざ訪れる理由」を提供できるかが課題となっている。実演とボリュームで差別化する「山賊のすみか」の登場は、施設側にとっても新しい魅力づけの事例となりそうだ。以下、株式会社クリエイト・レストランツのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
<店舗情報>
・店舗名:鶏料理 山賊のすみか
・所在地:〒111-0032
愛知県名古屋市港区西茶屋2-11 イオンモール名古屋茶屋3F
・営業時間:10:00~21:00(ラストオーダー/20:30)
※営業時間は変更になることがございます
・アクセス:◆伊勢湾岸自動車道 飛鳥ICより車で約12分
◆最寄りバス停「南陽交通広場(イオンモール名古屋茶屋)」
・地下鉄東山線高畑駅
・JR・近鉄・地下鉄東山線八田駅
・地下鉄名城・名港線東海通駅
・港北駅(旧名古屋競馬場前駅)
・JR春田駅
・荒子川公園駅
・名鉄バスセンター3F 2番のりば