アメリカ発アウトドアブランドEddie Bauer、日本市場への新たな一歩―モザイクモール港北に復活後国内5店舗目をオープン

by katzaota · 2024年4月1日

株式会社水甚が運営するアメリカ出身の名門アウトドアブランド「Eddie Bauer（エディー・バウアー）」が、2024年4月12日に神奈川県にあるモザイクモール港北に国内5店舗目をオープンすることを発表しました。この新たな展開は、日本市場における同ブランドの魅力をさらに広げ、ファンに新しいショッピング体験を提供するためのものです。

Eddie Bauerは1920年、アメリカ・シアトルで創業されたアウトドアウェアとカジュアルウェアのブランドです。創業者であるエディー・バウアー自身が発案したダウンパーカーは、高所登山やスキーといったハードなアウトドア活動向けに開発され、現在もFirst Ascentブランドとしてその伝統を受け継いでいます。歴史的に見ても、アメリカK2ヒマラヤ遠征隊のために開発されたダウンウェア「カラコラム」をはじめとする数々の革新的な製品を世に送り出してきました。

しかし、2003年と2009年には財政難から連邦倒産法第11章の適用を申請するなど、波乱に満ちた時期もありました。その後、ゴールデンゲート・キャピタルの傘下で再建を果たし、2021年にはオーセンティック・ブランズ・グループとサイモン・プロパティ・グループの共同出資により買収されるなど、事業展開において大きな転換点を迎えています。

日本市場では1994年に東京・自由が丘に1号店を開店し、直営店、カタログ通販、オンラインストアを通じて商品を提供してきました。しかし、2009年の米国での法的再生手続きの影響を受けずに事業を継続するも、2021年末には国内の全店舗およびオンラインストアの運営を終了し、一度は日本市場から撤退しました。その後、2022年8月には伊藤忠商事が日本市場での販売権とライセンス権を取得し、水甚とのライセンス契約を結ぶことで、2023年春夏シーズンからの国内での取り扱いを再開することが決定しました。

今回のモザイクモール港北店のオープンは、そうした復活の一環として位置づけられます。高品質なアウトドアウェアとスタイリッシュなファッションの提供により、長い歴史を持ちながらも常に新鮮な魅力を放ち続けるEddie Bauerの、さらなる飛躍のきっかけとなるでしょう。ブランドは最近「LIVE YOUR ADVENTURE」という新たなブランドロゴと共に、冒険心を刺激し、アクティブなライフスタイルを提案しています。この新しい店舗が、多くの人々にとって、外への一歩を踏み出す原動力となることを期待しています。以下、株式会社水甚のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。