アトレ川崎が示す来訪者ニーズと地域特性の考慮
駅ビルのレストランフロアについて今回は触れたいと思います。大都市圏の駅ビルでは、豊富な人口と所得水準の高さから高客単価の店舗が増えます。また、多様な人々が集まるため、多種多様な飲食店が生まれます。地方都市や住宅地を抱える都市では、一般的に人口が少なく、所得も比較的低いため、客単価は低めとなります。この地域では、地元住民のニーズに基づいた飲食店が選ばれやすいです。
駅ビルの飲食店は、来訪者のニーズに合わせて選ばれます。これは駅ビル自体の訪問者が、地域の人々だけでなく、通勤・通学者や観光客といった多様な背景を持つことからです。成功する飲食フロアは来館者のニーズとマッチした店舗を揃えています。来館者のニーズを理解し、それに合わせた店舗構成を持つことが重要です。そのためには、マーケットリサーチや顧客満足度調査などを通じて、来訪者の期待とニーズを定期的に把握し、それに応じた店舗開発を行うことが求められます。今回は川崎の地元のニーズを汲んだ形で川崎アトレがレストランフロアのリニューアルを実施。
株式会社アトレが運営するアトレ川崎は、7月28日に7Fレストランフロアで新規開店3店舗を迎え、リニューアルオープン。新規開店店舗は、「牛たん とろろ 麦めし ねぎし」、「サロン卵と私」、「しゃぶ葉」の3店舗で、それぞれ異なる特色を持つレストランとなっている。
「牛たん とろろ 麦めし ねぎし」は、牛、豚、鶏のお肉にこだわり、独自の「味付け」と「焼き」を研究したメニューを提供。特に、牛・豚・鶏のお肉+麦めし+とろろ+テールスープの“ねぎしスタイル”がおすすめとなっている。
「サロン卵と私」は、オムライス専門店「卵と私」がカフェのテイストを取り入れた新ブランドです。フランスのサロンをイメージしたお洒落な空間で、ふわふわのスフレオムライスや風味豊かな厚焼きパンケーキなどの卵料理を楽しむことができる。
「しゃぶ葉」は、美味しいお肉や新鮮野菜が食べ放題のしゃぶしゃぶ専門店。選べるお肉・だし・たれ・薬味で、さまざまな美味しさに出会える。新鮮野菜の他、サイドメニューやデザート、ドリンク、アルコールも充実しています。
アトレ川崎は、新たな飲食店の開店とともに、顧客に対する新たなサービスを提供し、より一層の利便性と楽しさを追求しています。これからもアトレ川崎の動向に注目です。
以下、株式会社アトレのプレスリリースから画像を引用。