アトレ五反田1にマクドナルド出店
地域密着型という商業施設がコロナ禍を通じて人気となっていった。その背景には都市部の商業施設での集客がままならなくなり、より安定して集客ができ、より安定した収益が取れる地域密着型の方がデベロッパー側だけでなく投資家からも評価が高くなった背景がある。では都市型商業施設でなおかつ地域密着型というものは共存できないかというとその可能性はある。その可能性を模索しているのがアトレ五反田1。
アトレ五反田1はコロナ中からリニューアルを続けこの度晴れて完全リニューアルが完了。1Fのテナントを除いて全て入れ替えが完了する。上階には審美系も得意とするデンタルクリニックと皮膚科に特化した湘南美容外科の新業態湘南美容皮フ科が出店。地域住民およびJR、東急を利用される乗降客と五反田周辺で勤務されている方が利用しやすい診療科目が出店。今回リニューアルの最後を飾ったのがマクドナルドの出店になる。マクドナルドの出店ドミナントを見てみるとJR山手線の南側で駅前に店舗がないのが高輪ゲートウェイ駅と五反田駅だけという状況であった。
JR側で2021年乗車人数が93,000人、東急側が59,000人と合算すると立川や上野くらいの駅の規模になる。もちろん乗り換えだけの人もいるので一概には他の駅と比較することができないが駅の規模としては決して小さくない駅である。そこにマクドナルドがなかったのが逆に信じられないくらいでもある。マクドナルドの駅前の出店戦略は駅前店の場合は都市部で交通量が多い場合は積極的にテイクアウト型の店舗を出店する場合が多い。今回はアトレ五反田1の2F3Fの2層を使っての出店となるのでワンフロアはイートインスペースになると思われる。従来の駅前マクドナルドよりも過ごしやすいマクドナルドになるのではないだろか?
それを考えるとアトレ五反田は地域住民(乗降客・周辺の勤務社・生活者)にとってより満足度の高い施設へと今回のリニューアルを通じて生まれ変わっていくのではないかと思われる。今後のアトレ五反田の地域密着型都市型商業施設としての状況については注目が集まる。以下、株式会社アトレのプレスリリースからマクドナルドの店舗概要とアトレの施設概要を引用。
マクドナルド アトレ五反田店 【アトレ初出店】アトレ五反田1/2、3F(カフェ レストラン)
おいしさとFeel-Goodなモーメントを、
いつでもどこでもすべての人に。おいしさと笑顔を地域の皆さまに。
お客様だけではなく、従業員、そして地域の皆さまに笑顔になっていただくことがマクドナルドの存在意義であると考えております。
五反田駅をより快適に。にぎやかに。
五反田駅ご利用の方はぜひお立ち寄りください。【営業時間】24時間営業
【HP】https://www.mcdonalds.co.jp/
「アトレ五反田1」施設概要
施 設 名:アトレ五反田1
所 在 地:東京都品川区東五反田 1丁目 26番 14号(JR五反田駅西口)
営 業 時 間:ショップにより異なります
構 造:鉄骨造
階 数:地上5階
延 床 面 積:約1,100㎡
店 舗 面 積:約490㎡
店 舗 数:5ショップ(マクドナルド含む)