アクタス、西武沿線初の直営店を所沢にオープン　―　”丁寧な暮らし”を体現する36番目の拠点

by katzaota · 2024年9月18日

インテリア業界に新たな風を吹き込む動きが加速している。株式会社アクタスが、2024年9月24日、埼玉県所沢市の新商業施設「エミテラス所沢」2階に「アクタス・所沢店」をオープンする。これは、アクタスにとって36番目の直営店となり、西武沿線初出店という意義深い一歩となる。

所沢は、埼玉県内の住みたい街ランキングで上位を獲得する注目のエリアだ。都市と郊外の魅力を兼ね備えたこの地域に、アクタスが新たな拠点を構えることで、地域のライフスタイル向上に貢献することが期待される。アクタス・所沢店は、埼玉エリアでは4番目の出店となり、西武沿線沿いでは初めての直営店となる。

近年、オンラインショッピングの台頭により、実店舗の存在意義が問われる中、アクタス・所沢店は、リアル店舗ならではの価値を追求している。同社が提唱する”丁寧な暮らし”のコンセプトを体現するべく、単なる商品陳列にとどまらない、生活シーンを想起させる空間づくりに注力している。

店内では、家具や雑貨、ファブリックはもちろん、ウェルネスにつながる香りやグリーンまで、幅広い商品を取り揃える。これらの品々は、単なる道具としてではなく、日々の暮らしの中で楽しむべき要素として提案される。顧客は、商品を通じて自身のライフスタイルを再認識し、新たな暮らしの可能性を見出すことができるだろう。

アクタス・所沢店の特徴として、グリーンブランド「NODERIUM」の常設コーナーが挙げられる。植物が持つ空間演出力を活かし、心地よい雰囲気づくりを提案する。また、雑貨エリアでは、日常に彩りを添える小物類を豊富に取り揃え、顧客の暮らしに新鮮な刺激を与える。さらに、家具エリアでは、実際の生活シーンを想定したディスプレイを展開し、顧客が自身の暮らしをイメージしやすい環境を整える。

アクタスは、1969年の創業以来、欧州のモダンインテリアを日本市場に広めてきた先駆者だ。「豊かな暮らしとは、ただ消費を繰り返すことではなく、作り手の顔が見える製品とできる限り長い時間を過ごすこと」という創業メンバーの理念は、現在も脈々と受け継がれている。この理念のもと、アクタスは単なる家具店ではなく、ライフスタイルストアとしての独自のポジションを確立してきた。

アクタスの取り組みは、サステナビリティの観点からも注目に値する。環境負荷を最小限に抑えたサプライチーンの運営や、独自のサーキュラーエコノミーの推進など、持続可能な社会の実現に向けた努力を続けている。これらの取り組みは、近年の消費者の環境意識の高まりとも合致し、ブランド価値の向上にも寄与している。

アクタス・所沢店のオープンは、単なる新店舗の展開にとどまらない。それは、アクタスが長年培ってきた”丁寧な暮らし”の哲学を、新たな地域で具現化する試みでもある。インテリアを通じて暮らしにまつわる発見と喜びを提供し、従業員の提案と温かいサービスで顧客との絆を育むという同社の姿勢は、物質的な豊かさだけでなく、精神的な充足感を求める現代の消費者ニーズに応えるものだ。

インテリア業界は今、単なる商品販売から、顧客のライフスタイル全体をサポートする方向へと進化している。アクタス・所沢店の開業は、この潮流を象徴する出来事といえるだろう。今後、アクタスがこの新たな拠点を通じて、どのような価値を創造し、業界にどのようなインパクトを与えていくのか。所沢の地から始まる新たな挑戦に、業界関係者の注目が集まっている。以下、株式会社アクタスのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。