「@フローズン」:日本の冷凍食品市場に革新をもたらすイオンの新戦略
今や冷凍食品で食べられないものが無いほど冷凍食品は充実しています。冷凍食品の商品構成は様々なライフスタイルとニーズに対応したものとなっています。その背後には、変化する消費者のライフスタイルやニーズへの対応、商機の拡大といった要素が見受けられます。そこに商機を見出して勝負しようとしているのがイオンリテール株式会社。
冷凍食品専門スーパーのフランス発のピカールを日本で展開しているのもイオンリテール株式会社。その同社が昨年「冷凍食品を通して日本の食シーンを変革し“新たな食スタイル”を創造していく」ことをコンセプトに開発した業態が@フローズン。昨年8月、1号店を千葉県「イオンスタイル新浦安MONA」内にオープン。「朝食」「ランチ」「ディナー」「おつまみ」「スイーツ」といった5つの食シーンに着目し、“日常づかい”に加えて、記念日やパーティー等“特別な日”を演出する有名店の本格的な味や世界のメニューを取り揃え、共働き世帯やシニア層、単身者やM・Z世代など、幅広い層のお客さまに好評。
この@フローズン業態の2号店3号店を一挙にオープンを予定。7月29日(土)「イオンスタイル横浜瀬谷」(神奈川県)内に、また8月10日(木)「イオンスタイルレイクタウン」(埼玉県)内に、日本最大級の品目を取り揃える冷凍食品専門店「@FROZEN」(以下、「@フローズン」)の2・3号店をオープン。上記2店舗を含め「@フローズン」を首都圏中心に新たに5店舗出店し、冷凍食品専門店事業を本格的に拡大して行く予定とのこと。
同社は今後も、「トップバリュ」や、フランス発の冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」、イオンベーカリー「CANTEVOLE(カンテボーレ)」などイオン独自の品揃えに加え、一部専門店やネットでしか購入できなかった有名店の本格的な味を実現する「@フローズン」限定商品の開発を強化し、あらゆる食シーンの提案と、イオンならではの商品をご提供する専門店「@フローズン」の出店を加速していくとのこと。
@フローズンの特徴としては2点あり、 取扱品目が過去最多の2,000品目以上)!ディナー、スイーツ領域を強化イオン初の取り組みとして“自宅ではつくれない外食レベルの味わい”の、前菜からスープ、パスタ、メイン、デザートまで揃えたフルコースメニューを約5~6千円で揃えられる「ご褒美フルコース」や、全国各地の“有名ご当地スイーツ”約300品目を一堂に集め、お客さまの特別な日の食卓を彩る食シーンを強化している。商品は過去最多の2,000品目以上取り揃え、その内、通常店舗の冷凍食品売場にはない「@フローズン独自商品」は、1号店と比較して約1.3倍の、約1,200品目品揃えしているとのこと。2つ目はイートインを隣接し、その場で食べられる環境と持ち帰り用保冷機能マイバッグも充実。広域商圏型のレイクタウンの店舗特性に対応し、イートインを隣接するほか、電子レンジも設置し、その場ですぐに食べることができる環境を提供。また、冷凍食品を安心して持ち帰りできる、保冷機能付き商品を拡充したマイバックコーナーも設置するとのこと。
冷凍食品の可能性に挑戦する同社の新業態には注目です。これが成功するとまいばすけっとの冷凍食品売り場などにも影響していくのかもしれませんね。今後の展開に注目です。以下、株式会社イオンのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
【「イオンスタイル横浜瀬谷」@フローズン 店舗概要】
所在地:神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-4-10 2階(相模鉄道本線「瀬谷駅」徒歩約1分)
売場面積:330㎡
営業時間:9:00~24:00【「イオンスタイルレイクタウン」@フローズン 店舗概要】
所在地:埼玉県越谷市レイクタウン3-1-1 1階
(JR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」徒歩15分)
売場面積:373㎡
営業時間:7:00~23:00【今後の出店予定について】
イオン与野店(埼玉県さいたま市):2023年11月
イオンスタイル品川シーサイド(東京都品川区):2023年11月
イオンスタイル新百合ヶ丘(神奈川県川崎市):2024年2月