「資さんうどん」広島・尾道進出、その先の関東エリアへ ー 73店舗目は中国地方の戦略拠点に
北九州発祥のうどんチェーン「資さんうどん」が、広島県への初出店となる尾道高須店を12月13日にオープンする。同店は、チェーン全体で73店舗目、中国地方では7店舗目となる。株式会社資さん(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:佐藤崇史)は、1976年の創業以来、九州全域から関西圏まで着実に店舗網を拡大してきた。
新店舗となる尾道高須店は、JR東尾道駅から車で約5分、国道2号線沿いに位置し、山陽自動車道福山西ICからも車で約20分とアクセス至便な立地を確保。78席を備え、24時間営業体制での展開を予定している。ただし、オープン当初は午前9時から深夜24時までの営業となる。
資さんうどんは現在、九州7県と山口県、岡山県、大阪府、兵庫県の1府10県で72店舗を展開。2023年には九州全県への出店と関西地区初出店を実現させ、今回の広島県進出により、さらなる商圏拡大を図る。同社は創業以来「幸せを一杯に。」を経営理念に掲げ、各地域での出店を通じて独自の食文化を広げてきた。
注目すべきは、この尾道高須店の出店と並行して進められている関東エリアへの進出計画だ。2024年冬には千葉県八千代市に関東1号店を、2025年初頭には東京都墨田区両国に東京1号店をオープンする計画を発表。創業48年目にして初の関東進出となる。西日本での基盤強化と並行して、首都圏での展開も本格化させる戦略が明確になってきた。
同社は地域貢献にも注力しており、2021年3月には「資さんSDGs宣言」を行い、サステナビリティへの取り組みも強化。「資さんこども基金」の設立や食育教室の実施など、地域に根差した活動を展開している。これらの取り組みは、関東エリアへの進出後も継続して実施される予定だ。
広島県初出店となる尾道高須店では、北九州で育まれた伝統の味を守りながら、地域特性に合わせたサービス提供を目指す。創業時から受け継がれる味と品質へのこだわり、そして地域に寄り添う経営姿勢は、新たな商圏でも変わることなく貫かれる。今回の出店は、西日本での店舗基盤を固めつつ、関東進出への布石としても位置付けられる重要な一歩となる。以下、株式会社資さんのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
店舗名:資さんうどん尾道高須店
グランドオープン日時:2024年12月13日(金) 10:00オープン※予定
所在地:〒729-0141 広島県尾道市高須町577-9
営業時間:24時間営業※オープンから当面の間は9:00~24:00での営業となります。
店休日:年中無休※年数回、休日設定の可能性あり。
客席:78席
駐車場:あり(近隣店舗と共用)