虎ノ門ヒルズに新たな美食の地平を開く-「うなぎの中庄 虎ノ門ヒルズ店」2024年1月グランドオープン
日本の長い歴史の中で、うなぎは古代から現代まで広く愛されてきた食材です。縄文時代の貝塚から発掘されたうなぎの骨が、古くからの食文化の存在を示しています。さらに、古代文献「万葉集」に登場するうなぎに関する歌は、その歴史的背景を裏付けています。これらの証拠により、日本におけるうなぎの食文化は約5000年の歴史を持つと推測されています。
江戸時代には、徳川家康の干拓事業によって形成された湿地がうなぎの増加に寄与し、うなぎは庶民の食べ物として定着しました。1399年の室町時代からは蒲焼きが人気を博し、江戸時代には大流行に至ります。うな丼も江戸時代後期に誕生し、江戸日本橋堺町で売り始められたとされています。
近年、環境問題や養殖技術の課題からうなぎの供給量が限られ、価格が高騰しています。これにより、うなぎは高級食材としての地位を築いてきました。その結果、うなぎ料理店は、街角の蕎麦屋のような存在から高級レストランへと変貌を遂げ、ビジネスの商談や会食などで利用される場所としての認知度も高まっています。
日本におけるうなぎの食文化の豊かな歴史と現代への進化を考慮すると、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内に新設される「うなぎの中庄 虎ノ門ヒルズ店」のオープンは、時代の変遷とともに変化してきたうなぎ料理の需要を象徴しています。この店舗は、昭和七年創業の老舗食材卸である中庄商店が運営し、全国から選りすぐった食材を使用して、四季折々のお料理とお酒を提供します。
店舗では、うなぎの目利きや焼き加減、秘伝のたれの使用、軽やかな口当たりの天ぷらなど、独自のこだわりが反映されています。内装やレイアウトにも工夫が凝らされており、カウンターキッチンをはじめ、テーブル席や個室も完備されています。これにより、一人のランチから会食まで、様々なシーンでの利用が可能です。
メニューには、うな重(肝吸い付き)やうな丼などのうなぎ料理のほか、旬の食材を使用した天ぷらやお造り、煮付けなども取り揃えられています。会席料理も提供され、特別な時間を演出するためのオプションも豊富です。
新店舗のオープンは、ビジネスユースを視野に入れた出店戦略の一環として位置づけられており、オフィスタワー内の立地はターゲット顧客層に最適です。このように、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは、ビジネスと美食の交差点としての地位をさらに強化することになります。以下、株式会社パッションギークスのプレスリリースから画像と店舗概要を引用
店舗概要
○店名/うなぎの中庄 虎ノ門ヒルズ店
○業態/うなぎ・天ぷら料理店
○住所/〒105-6390 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー4F
○TEL/03-6206-6151
○席数/36席
○営業時間/[月〜金]11:00~15:00(LO14:00)/17:00~23:00(LO21:30)
[土・日・祝]11:00~15:00(LO14:00)/17:00~23:00(LO21:30)
○平均予算/ランチ 2,000〜3,000円 ディナー 4,000〜5,000円
○クレジットカード/利用可
○喫煙/不可 ※施設内に喫煙室あり
○予約/予約可
○開業日/2024年1月16日(火)
○運営/株式会社パッションギークス
○代表/阿部翔悟
○店舗数/直営店レストラン4店舗 テイクアウト専門店2店舗