茅ヶ崎のイオンスタイルがそよらへブランド転換
何十年も前に建てられた商業施設のイメージを刷新していくことは難しいものがあります。でもどのような方法で商業施設のイメージを刷新することができるでしょうか?物理的な変化を通じた直接的な方法から、新規サービスの導入、テクノロジーの活用による間接的な方法まで、それぞれの商業施設の特性や顧客のニーズに応じて、最適な方法を選び実行することでイメージを刷新することができます。
一般的にはテナントの入れ替えによるリニューアルが挙げられます。人気のブランドや新しい業態のテナントを入れることで、これまでとは違った客層を呼び込むことができます。もう一つの一般的なイメージ刷新の方法としては内装・外装の改装の変更。壁や床の色を変えたり、照明を変えたりすることで、明るく開放的な空間に生まれ変わらせることができます。また、看板やロゴを変更することで、新しいイメージを打ち出すこともできます。
今回のニュースは旧サティ、旧ダイエーをイオンリテールが都市型ショッピングセンターそよらというブランドに刷新しているというニュース。そよらは日常にさわやかなそよ風を吹き込むように、都市に住む人々の生活をもっと楽しく、心地よくするための施設を目指しているとのこと。ネーミングはそら、寄って、楽しんでって!という呼びかけが由来とのこと。商業施設自体のコンセプトとしては日常使いのコンパクトなワンストップショッピングを提供を目指しているとのことで、お家の近くで、通勤のついでに立ち寄れて、普段の買い物や用事が済ませられるような忙しい人々のために利便性を重視しているとのこと。
これまで海老江、新金岡で、上飯田がそよらブランドに変更されてきたが今回は茅ヶ崎のイオンがそよら湘南茅ヶ崎にリニューアルされる。もともと1995年茅ヶ崎サティとして誕生し、2011年にイオン、2015年にイオンスタイル湘南茅ヶ崎という名称に変更されフードコートやフットサルコートが新設されてきた。今回のリニューアルでスーパーや日用品、ファーマシー、ベーカリー、クリニック、ジム、教室、美容室、クリーニングなど、日常生活において高頻度で利用する分野を集約。ホームセンター「カインズ」と小型専門店型ライフスタイルショップ「ハンズ ビー」の同時出店のほか、カーライフ提案型ディーラー「ウエインズトヨタ神奈川」の新コンセプトショップが出店。
この茅ヶ崎、湘南地区はららぽーと、ジアウトレット湘南平塚、テラスモール湘南など商業施設の激戦区で施設のカラーをはっきりと打ち出さないと打ち負ける可能性がある地区。今回のそよらへの転換は非日常ポジショニングが多い湘南地区では良い選択となるのではないかと思われます。今後の展開に注目です。以下、イオン株式会社のプレスリリースから画像と施設概要を引用。
【「そよら湘南茅ヶ崎」施設概要】
施設名称 :そよら湘南茅ヶ崎
所在地 :神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎2-7-71
責任者 :藤田 潔(ふじた きよし)
開 業 日 :1995年3月1日
改装オープン :2023年6月1日
敷地面積 :約25,467㎡
売場面積 :約23,067㎡(直営売場:約5,542㎡、専門店:約17,525㎡)
駐車台数 :約650台
駐輪台数 :約730台
SC構造 :地上4階建て
核店舗 :イオンスタイル湘南茅ヶ崎
専門店数 :49店舗
営業時間 :1階直営売場 8:00~22:00
イオン薬局(調剤薬局) 10:00~19:00
※一部営業時間が異なる売場がございます。
※専門店の営業時間は店舗により異なります。店舗HPをご参照ください。
休 業 日 :年中無休