株式会社ザッパラス:デジタルからリアルへ、占いビジネスで中長期戦略の新展開
2000年代はデジタルコンテンツの企業が急激に成長した時代であり、その次代に成長した企業は現存しているが当時と今ではデジタル環境が大きく様変わりしてしまい、まさにデジタルトランスフォーメーションが必要とされている企業が少なくはありません。その1社が株式会社ザッパラス。
株式会社ザッパラスは、主に携帯電話用の課金占いコンテンツを提供する企業であり、その提携している占い師の数は1000人以上にも上ります。同社は2000年にサイバービズ株式会社として設立され、その後数々の企業買収や事業譲渡、子会社化を経て現在に至っています。その事業は国内外で展開されており、特に国内占い関連事業は当社の中核事業とされ、多くの経営資源が投入されています。
経営戦略においては、ユーザーニーズに合致したコンテンツサービスの拡充や占い関連新規サービスの企画開発に注力。特に動画、SNS、マスメディアを活用したプロモーションが積極的に行われています。海外占い関連事業にも注目が集まっており、その他の事業に関しては現状維持の方針が取られています。
同社のおかれる経営環境としては、市場での優位性を維持しつつ、ライフスタイルの変化や新たなトレンドに適応する必要があります。特に、占い顧客基盤の拡大・強化とサービスの提供・集客手法の多様化が優先的に対処すべき課題とされています。これらの戦略と取り組みにより、株式会社ザッパラスは既存ユーザーの満足度向上と潜在ユーザーとのコンタクトポイント拡大を目指しており、中長期での企業価値向上が期待されています。
そのコンタクトポイントを増やす手段の一つとしてリアル店舗ビジネスへの新規参入を行うという発表がされました。株式会社ザッパラスは、リアル店舗ビジネスへの新規参入を発表し、中長期的に多店舗展開を計画しています。第1号店の出店は2024年初旬を予定しており、これによりデジタルコンテンツの占い事業に新たな展開を追求していくとのこと。リアル店舗ビジネスは初の試みであり、デジタルマーケティングのノウハウを活かして事業効率を最大化し、顧客満足度向上と相乗効果を目指していくとのこと。デジタルからリアルに展開し、新しい形にデジタルトランスフォーメーションが期待されます。以下、同社のロゴを同社のプレスリリースから引用。