スーパーだからできる本当に消費者が求める施設開発
特定の商品を売り手と買い手が取引する場所を市場と呼ぶ。もともとは青果や鮮魚の市場が日本中いろいろなところにあった。参加者の多い市場は活気があり流通量が高まり活況を呈していた。それが近代化を通じて、物流の革命とともに商店が生まれ、商店街が生まれ、モータリゼーションが進み商業施設に徐々に取って代わられてきた。結局良い売り場というのはたくさんの商品があって、たくさんのお客さんが来ることが一番大切なポイントではあるが、ネット通販全盛の今ものであふれかえる商業施設に行こうという顧客が減少してきていた。
そんな中コロナでラスト3KM、ぎりぎり歩けるかどうか?の商業施設に注目が集まり始め、ネイバーフッド型商業施設の重要性が叫ばれるようになり数年が経つ。この重要性を感じているのがじつは不動産投資の方が感じていたり、不動産デベロッパーの方が感じていたりする。そんでもって、無理筋な開発を不動産投資会社やデベロッパーが行ってしまう傾向もあることも否めない。そんな中でコロナ前から着実にネイバーフッド型で成功をしてきている企業がある。それはスーパーマーケットだ。
スーパーマーケットはデイリーでお客様の顔を見て、お客様に必要な商品を仕入れて並べる。だからこそ、地域の特性を理解した上で賃借面積をある程度初期からつくりモール化して成功するスーパーマーケットも存在する。埼玉県鶴ヶ島市に本社を置く株式会社ベルクである。同社のドミナントは埼玉県であるが過去数年関東の他県にじわりじわりとドミナントを拡大していっている。今回は神奈川県横浜市都筑区。数年前に横浜市鶴見区にも出店して成功している。
「ベルク フォルテ横浜川和町店」は、駅徒歩2分ということもあり、9時から24時までの長時間営業スタイルの店舗ポイント。野菜や海産精肉や常時300種以上のお惣菜をご用意。売り場面積約600坪と比較的大きな店舗となっている。
「フォルテ横浜川和町」はベルクを核としてマツモトキヨシ、モスバーガー、エニタイムフィットネス、ホワイト急便、seria、歯科、ヘアサロン、無印良品が出店するとのこと。地域密着型のMDとして無印良品と24時間フィットネスは外せない業態になりつつあることを実感させられた。敷地内にはイベントが行えるスペースも有りキッチンカーの出店などを予定しているとのこと。
横浜川和でのベルクの役割、フォルテ横浜川和の役割は大きく駅周辺の開発の一端を担う開発となった今回の出店。地域密着型で定評のある株式会社ベルクの本領発揮となるか見ものです。以下、株式会社ベルクのプレスリリースより画像と施設概要を引用。
住所 :神奈川県横浜市都筑区川和町1403
アクセス:横浜市営地下鉄グリーンライン 川和町駅より徒歩2分
営業時間:9時~24時
開店日 :2022年8月31日(水)