インナーウェア市場の新展開:aimerfeelが描く未来
昨年発表の矢野経済研究所の調査によれば、2021年のレディスインナーウェア小売市場規模は前年比101.3%の5,580億円となり、前年までの9年連続の市場縮小が止まり、プラスへと転じました。この変動は2020年の大幅な落ち込みの反動と見られます。しかし、新型コロナウイルスの影響による様々な制限と生活様式の変化が続いており、特に都心部の商業施設や百貨店では、コロナ前の活況にはまだ達していないのが現状です。メンズインナーウェア市場も前年比101.0%の2,300億円となり、プラスへと転じました。
新しい商品開発として注目されるのは、ワコールとentertainmentが協力して開発した男女対応のボクサーパンツや男性用のレース下着です。これらの商品は業界内外で話題となり、特に男性用レース下着は即完売となるなど、希少性が生まれました。このような取り組みは需要喚起の点で重要であり、今後各社の商品開発が活発化すると見られます。また、男性用ブラの市場拡大の可能性も指摘されており、特にナイトブラをアレンジした男性用ブラの増加が期待されています。
将来展望として、2022年のレディスインナーウェア市場規模は前年比99.8%の5,570億円と予測されています。コロナ禍の3年目に入り、多くのマイナス要因が存在する中で、市場規模は横ばいから微減と予想されます。一方で、メンズインナーウェア市場は前年比100.4%の2,310億円と予測され、横ばいから微増の推移が予想されます。この予測は、為替の問題や社会情勢の動き、新型コロナウイルスの感染状況など、多くの要因によって影響を受けるとされています。また、業界全体としては原材料の高騰や人材・人件費の確保、国内生産の課題など、多くの問題が山積している状態です。
国内ではなんと、ファーストリテイリングがレディスインナーウェア市場でトップシェアを占めています。ユーロモニター・インターナショナルのデータによれば、2020年時点で約4800億円規模のこの市場において、ファーストリテイリングは22%の市場シェアを持っており、これは前年1位だったワコール(その年は20%のシェアで2位)を2%上回る結果となりました。3位はしまむらで、14%の市場シェアを占めています。
今インナーウェア専門メーカーや小売業に求められているのは、専門店だからできること。それを各社取り組んでいます。ソックコウベ株式会社もその1社で今回新店をオープン。ソックコウベ株式会社が運営する人気ランジェリーブランドaimerfeelが、新たな拠点を福岡市のマリノアシティ福岡に開設します。2023年9月22日(金)にオープンするこの新しい店舗は、トレンドとファッションに敏感な女性たちに向けた、高品質かつ機能的なランジェリー製品を提供します。
aimerfeelは、「カッコいいも、かわいいもみんな叶えてほしい!」という願いを持つ女性たちのためのブランドとして知られています。ブランドは、豊富なサイズ展開と手頃な価格でブラジャーやショーツを提供し、幅広い年代の女性から支持を受けています。現在、aimerfeelは日本国内に140店舗、韓国に48店舗、台湾に6店舗を展開し、さらにアジア各国でECサイトも運営しています。
インナーウェア市場が新たなフェーズへと移行している中、aimerfeelはその波に乗り遅れないよう、新たな拠点を福岡市のマリノアシティ福岡に開設します。この新店舗のオープンは、市場が再び活況を迎えつつあることを示す好例と言えます。特に、新型コロナウイルスの影響で変化した消費者のライフスタイルや価値観に適応し、新しい商品開発や市場拡大の動きが見られる今、aimerfeelはトレンドとファッションに敏感な女性たちに向けた、高品質かつ機能的なランジェリー製品を提供することで、市場の更なる拡大に貢献しようとしています。
ファーストリテイリングがトップシェアを占める現状の中、aimerfeelはその独自のブランド力と商品開発力を活かし、市場シェアの拡大を目指していることが伺えます。新店舗のオープンは、aimerfeelがさらなる拡大を目指していることを示しており、福岡の顧客にも洗練されたランジェリーコレクションを提供する絶好の機会となります。このような動きは、インナーウェア市場の更なる発展を予感させるものであり、業界全体の活性化に向けた一歩となるでしょう。以下、ソックコウベ株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
aimerfeelマリノアシティ福岡店
住所:〒819-0001
福岡県福岡市西区小戸2丁目12-30
マリノアシティ福岡2F
電話番号:092-407-6066