ショッピングセンターの定義
ショッピングセンターといっても様々な形の商業施設があります。一般社団法人日本ショッピングセンター協会では下記のようにSCを定義しています。
SCは、ディベロッパーにより計画、開発されるものであり、次の条件を備えることを必要とする。
小売業の店舗面積は、1,500㎡ 以上であること。
キーテナントを除くテナントが10店舗以上含まれていること。
キーテナントがある場合、その面積がショッピングセンター面積の80%程度を超えないこと。
但し、その他テナントのうち小売業の店舗面積が1,500㎡以上である場合には、この限りではない。
テナント会(商店会)等があり、広告宣伝、共同催事等の共同活動を行っていること。
結構厳しい定義をされています。この定義でいくとネイバーフッド型のショッピングセンターと呼ばれる、1.6KM圏内の日用品を主として販売しているようなショッピングセンターはショッピングセンター協会が言うショッピングセンターには属さない可能性が出てきてしまいます。もしかしたら、パワーセンターと呼ばれる米国の郊外にあるような車で移動するような商業施設もショッピングセンターには当てはまらない可能性が出てきます。
ショッピングセンターの定義はその時代に合わせて変化していくものなのかもしれません。面積数やテナント数ではない、それ以外の定義が今必要とされているような気がします。最近話題の高架下物件や集客力のある道の駅など人を集める力がある商業施設は沢山あります。でもそれらはショッピングセンターではない可能性もありますし、ショッピングセンターである可能性があります。
ですので、このブログではショッピングセンターという言葉を使わずまずは商業施設という言葉を使って、リージョナル・ショッピングセンター、ネイバーフッド型ショッピングセンター、駅ビル、パワーセンター、商店街、飲食ビルなどを総称して商業施設という名前で呼ばさせていただきます。商業施設自体の定義についてはまた一度検討し再考していきたいと思います。